現在、日本国内には多くの外国人観光客が訪れており、インバウンドによる大きな経済効果が期待されています。特に着物関連の事業は世界中の人に楽しんでもらえるよう、レンタルサービスを行う企業も増えている状況です。
そんな着物事業を中心に展開している「株式会社和心」は、日本のカルチャーを世界へ発信し、日本文化や技術の持続可能性を目指す企業です。
今回は、株式会社和心の代表取締役社長を務める森智宏氏の考えや経歴などをご紹介します。
株式会社和心の代表取締役(創業者)・森智宏氏の経歴や実績
株式会社和心の代表取締役社長を務め、創業者でもある森智宏氏がどういった人物なのか気になる方も多いでしょう。ここからは、森智宏氏の経歴と実績についてご紹介します。
森智宏氏の経歴
森智宏氏は1978年に東京都足立区で生まれました。元々経営者の家系で育った森智宏氏は、小学生の頃から起業することを目指していたそうです。
1997年に和柄のアクセサリーブランド「かすう工房」を創業し、その2年後には楽天でインターネット通販事業を開始しています。
2003年には株式会社和心を設立させ、直営店舗での自社ブランド製品の販売を手掛けるようになりました。
2016年には当時行っていた着物レンタル事業の月間着付け人数が1万人を突破し、全社月商が1億5,000万円まで至るようになっています。
2018年には東証マザーズへの上場を果たし、現在も引き続き自社ブランドを生かした商品展開や着物レンタルのコンサルティング事業などを行っています。
森智宏氏の実績
森智宏氏はグローバル人財フォーラム2018において、国際アントレプレナー賞 インバウンド特別賞(NBC会長賞)を受賞した実績があります。グローバル人財フォーラムは、最前線で活躍する起業家をグローバル大賞として表彰し、日本の経済活性化に資することを目的とするイベントです。
森智宏氏が受賞した国際アントレプレナー賞は、国内で起業し国際的に活躍する起業家を表彰する賞です。森智宏氏がこれまでに手掛けてきた事業や活躍が評価され、受賞に至ったと考えられます。
森智宏氏の人物像
上記では森智宏氏の仕事面を中心にご紹介してきましたが、プライベートではどのような一面を持っているのでしょうか?
森智宏氏はプライベートではジムで体を動かし、サウナに入っていることが分かっています。近年の脳科学研究において、運動は脳を活性化させ、集中力や記憶力を高めてくれることが明らかになっています。
また、サウナもリラックス効果を得られるだけでなく、新たなアイデアやインスピレーションが生まれやすい場として利用する経営者も少なくありません。森智宏氏もジムで体を動かすこととサウナに入ることで、仕事のパフォーマンスが高めていると考えます。
また、座右の銘として「最低でも日本で一番」を掲げています。日本で一番になることはあくまでも前提であり、最終的な目標は世界で一番を取るという意味にも取れます。高い目標を掲げながら、実現に向けて積極的に行動する森智宏氏は、将来的に国内を飛び出し世界でも活躍する人物になると考えられるでしょう。
株式会社和心はどんな会社?
社名 | 株式会社和心 |
ウェブサイト | https://www.wagokoro.co.jp/index.html |
代表取締役社長 | 森智宏氏 |
創業・設立 | 1997年7月創業、2003年2月7日設立 |
上場証券市場 | 東京証券取引所グロース市場 (証券コード9271) |
本社所在地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-20-12和心ビル |
その他拠点 | 物流センター「WAGOKORO BASE」 静岡県伊東市吉田551 静岡県伊東市湯川2-11-7 |
株式会社和心は、2003年2月7日に設立された企業です。元々は個人事業として和柄アクセサリーブランド「かすう工房」を立ち上げたことをきっかけに販売事業をスタートさせ、現在は東京証券取引所グロース市場に上場するまでに成長しています。和心が手掛けるブランドやコンサルティングを実施した着物レンタルの店舗が展開しており、さらにOEM事業として各種生産工場も保有しています。
事業内容は、主に和柄を中心とした商品企画・デザイン・製造や、店舗設計・運営、Webデザイン・ECサイトの運営、コンサルティング事業です。
森智宏氏が考える株式会社和心の展望
森智宏氏が経営する株式会社和心は、日本文化を感じられる“モノ”を作るモノ事業と、日本文化の良さを体感してもらうコト事業という2つの事業を中心に展開しています。モノ事業は創業から現在に至るまで続いている事業であり、自社で企画からデザイン、製造、販売、アフターケアに至るまで一貫して行っています。
さらにWeb制作や店舗づくり、物流部門の内製化も実現しており、卸売業者や小売業者に頼らないことでコスト削減や需要予測の精度向上などにつながっています。
森智宏氏は今後モノ事業を、ファッションアイテムだけでなく生活基盤に近い日用品の市場にも着手していきたいと考えているようです。すでに2017年には箸ブランド「箸や万作」を立ち上げていますが、月間販売数10,000超えを半年で達成しており、今後さらなる展開が予測されます。
まとめ
今回は、株式会社和心の概要や森智宏氏の経歴・実績、さらに森智宏氏が考える株式会社和心の展望についてご紹介してきました。
森智宏氏は、株式会社和心の事業を通して日本が誇る文化を世界に広めていきたいと考えています。日本の誇れる文化を世界に届けることでニーズを拡大させ、文化や技術を衰退させないことを目指しているのです。
更に今後は世界へ発信すると同時に日本の文化をより身近に感じられるような商品を企画し、事業として展開することも考えています。今後も株式会社和心を含め、森智宏氏の動向に注目していきましょう。